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義肢装具の過去問

第51回作業療法士国家試験午後33

切断肢における断端管理で弾力包帯法がギプスソケット法に比べて優れている点はどれか。


1.義肢の装着が早い。

2.断端の成熟が早い。

3.創部の観察が容易。

4.断端の浮腫が少ない。

5.断端の疼痛が少ない。


解説

弾力包帯法(soft dressing)

【長所】

断端(創部)の観察が容易

安価

【短所】

疼痛・幻肢痛が強い

断端の成熟が遅い(義肢装着への移行が遅れる)

安定した持続圧迫が困難

緩みやすく巻き直しが1日数回必要

断端部の浮腫、萎縮、循環障害を生じやすい


ギプスソケット法(rigid dressing)

【長所】

浮腫や幻肢痛が少ない

断端の成熟が早い

義肢装着時期が早い

【短所】

断端状態の観察が困難

細菌感染を起こしやすい

正確なギプスソケットの適合技術が必要


以上の特徴から正解は3となります。

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