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第54午前66 末梢組織への酸素供給を増やすのはどれか。

執筆者の写真: hikaru.masuzahikaru.masuza

数年前の講義後の確認問題で載せたのですが、

よく読まれているようなので解答解説を載せます。


第54午前66

末梢組織への酸素供給を増やすのはどれか。


1. pH の低下

2. 体温の低下

3. PCO2 の低下

4. 赤血球数減少

5. ヘモグロビン濃度減少


解答:1

組織への酸素供給を増やすということは、

組織での酸素需要が高まっていると言えます。

では、どんな時に組織は酸素を欲するでしょうか。

それは、運動をした時ですね。

運動→代謝亢進→熱産生→PCO2上昇→pH の低下

この時に酸素解離曲線の右方移動が起こります。

Bohr効果といいます。


第52理学療法士午前3

動脈血ガス分析の結果を表に示す。

正しいのはどれか。


1. 呼吸性アシドーシス

2. 代謝性アルカローシス

3. 共用基準範囲

4. 代謝性アシドーシス

5. 呼吸性アルカローシ



解答:5

正常値は超簡単にいくと、

pH=7.35~7.45

PaCO2=45㎜Hg

HCO3-=24mEq/L

この基準値は暗記してください。

pHは7.45より大きい値なので、アルカローシスです。

あとは原因がPaCO2(呼吸)側なのか、HCO3-(代謝)側なのか。

分母のPaCO2が基準値より少なく、分子のHCO3-も基準値より少ないです。

よって呼吸性アルカローシスとなります。


 
 
 

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